- 2009年2月20日 22:55
- 巽聖歌 ・童謡 「たきび」
母はとつとと 巽聖歌
わたしは母に負われてた、
どこだかわたしはわからない、
母はとつとと歩いてた。
道に真赤な花畑、
わたしは「なんだ」と聞いたけど
母はとつとと歩いていた。
わたしは背を揺りまた聞くと
「ぬけ首花」と言ふたきり
母はとつとと歩いていた。
空には鰯の雲が出て
なんでも暑い昼だった、
母はとつとと歩いていた。
わたしはそれきり知らなんだ、
母の背中に負われて
母はとつとと歩いた道を。
※ 北原白秋に依り生まれた巽聖歌最初の童謡です。
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