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巽聖歌 ・童謡 「たきび」 Archive

たきび祭 2015・ 東京都日野市旭が丘

「たきび祭 2015」 巽聖歌生誕110周年記念祭・巽聖歌とサトウハチロー

 毎年 東京都日野市旭が丘で12月第1金曜(前夜祭)・土曜(本祭)に行われているたきび祭が2015年は巽聖歌生誕110周年ということもあり、例年よりも盛大に行われる予定です。
 旭が丘商工会・たきび会・日野市郷土資料館共に、充実した企画を立てています。
 日野市郷土資料館が主体となりおこなっています前夜祭においては、聖歌作品に新たに曲が付き、川原井泰江歌唱により披露される予定です。皆さまのご来場をお待ちしています。聖歌の愛情あふれる作品に触れてください。

『巽聖歌とサトウハチロー』と題して、二人の関わりについて、そして、ハチローが詠んだ「スペードのジャック」も御紹介したいと思います。スペードのジャックとは巽聖歌のことです。 

第8回 「たきび祭」前夜祭 ・・朗読と歌のつどい・・2013

第8回 「たきび祭」前夜祭 ・・朗読と歌のつどい・・2013・12・6

 2013年12月6日 第8回 「たきび祭」前夜祭 (東京都日野市郷土資料館主催) が行われました。たきび祭は、雪が降ったり、雨風が強かったりと天候が今一つの事が多いのです。しかし、2013年は例年になく温かい日でした。
 前半は朗読家・内藤和美氏と内藤氏指導の「朗読の会うづき」の皆様の朗読により聖歌作品を味わいました。後半は、川原井泰江歌唱・植田さや香氏ピアノで、音楽に載せて作品を味わいました。植田氏は長野県松本より愛用のキーボード持参でいらしてくださいました。

 2013年は、巽聖歌が力を尽くして世に出した新美南吉生誕100年になります。新美南吉記念館より、巽聖歌に対して感謝状が贈られ、7月に長女のやよひ氏が半田へ伺い、記念館よりの感謝状を代理で受け取ってこられました。

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今年は演奏作品を、巽聖歌作品のみならず新美南吉作品も6曲歌唱いたしました。この6曲は愛知県出身で南吉研究者の小野敬子氏の御尽力によります。小野氏も遠方よりお越しくださいました。作曲の浅香満氏も駆けつけて下さり、作曲秘話をお話し下さいました。

  新美南吉作品   枇杷の花(湯浅昭作曲) 夕方河原・からす・窓・貝殻・道(川口耕平作曲)
  
  巽聖歌作品    めだかのくに・たきび(渡辺茂作曲) 水口・せみを鳴かせて・田圃なか・流れゆくもの(浅香満作曲) みつばちさんでも(中田喜直作曲) 他

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 最後に恒例の皆様での「たきび」「よまわりかっちん」「水口」の合唱をしました。
その後、旭が丘地区センターを出発し、旭が丘中央公園内にある「たきび」の碑へ移動し、「たきび」を歌いながら、キャンドルサービスをいたしました。キャンドルの灯に歌碑が浮かび上がりました。


 


  

新美南吉生誕百年・新美南吉記念館訪問 in 半田

新美南吉生誕100年にさいして新美南吉記念館訪問


  2013年は、新美南吉生誕100年にあたります。巽聖歌顕彰に携わって、一度は愛知県半田市にある新美南吉記念館を訪ねてみようと思っていました。良い機会でもありますので、伯母の野村文子氏(巽聖歌長男圦彦氏の妻)と一緒に参りました。記念館は半田駅よりタクシーで矢勝川へ向かうと9月には彼岸花が咲き誇る土手のすぐそばにありました。
 記念館館長に館内を案内していただき、その収集されている資料の多さに驚きました。以前より肉眼で見たいと思っていた棟方志功による挿絵を見せていただいたときには鳥肌が出ました。この挿絵は野村千春氏(聖歌の妻)寄りの寄贈だそうです。長細い和紙に墨で書かれていました。
 

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また、聖歌のスクラップブックには南吉の文学全集が出版されたことを載せた新聞記事がはってあり、その横に走り書きのコメントがありました。その短い文章から如何に聖歌が南吉を世に出すために自分の生涯をかけていたかが推察され、涙が浮かんできたほどでした。また、聖歌の人柄も伝わりました。有意義な愛知県半田市訪問でした。


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南吉の墓が市民墓地に移転した際、六地蔵も一緒に墓地の脇の生垣の傍に移転された。

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『巽聖歌童謡曲集』川原井泰江編 CD付

『巽聖歌童謡曲集』川原井泰江編CD付>

「たきび」70周年記念に合わせて、『巽聖歌童謡曲集』川原井泰江編CD付が2011年10月21日・巽聖歌出生地である岩手県紫波の野村胡堂・あらえびす記念館の野村晴一館長の尽力により発刊されました。3月11日に起きた東日本大震災にも負けない人々の心の集結でもあります。書籍の内容は、44曲(合唱曲に編曲1編含む)の楽譜、巽聖歌が当時発表したままの改行他の詩、そして全43曲が川原井泰江歌唱・高木愛子ピアノ演奏によりCDに収められています。
 また、巽聖歌年表(誕生より2011年10月までの履歴)と共に収録43曲についてのエピソードを含めた曲目紹介が記載されていて、巽聖歌の人物像が見えてくることと思います。
 楽譜の読めない方はCDを聴いて楽しんでいただけることと思います。詩は朗読することにより、日本の原風景を詠んだ巽聖歌の作品を味わえます。楽譜は多くの方に演奏していただくために、演奏しやすく掲載されています。そして教育現場で活用されることは、子どもの教育に熱心であった聖歌の心と共に、聖歌の童謡が次世代に継承されていくことに繋がると思います。

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『巽聖歌童謡曲集』川原井泰江編 CD付  「たきび」70周年記念

   A4版ソフトカバー 150ページ 定価2100円 (本体2000円+税)
   
問い合わせ先:盛岡出版コミュニティー [発売]
        〒020-0824 岩手県盛岡市東安庭2-3-3 コーポ石川101
        ℡&fax 019-651-3033        
        E-mail :morioka-pc@chic.ocn.ne.jp

 販売承り書店:本のくずおか
        〒676-5800 岩手県紫波郡紫波町日詰西2-1-6
        ℡ 019-676-5800 fax 019-676-4699 

 ※岩手県外の方で、近隣書店より注文の際は、地方小出版流通センター扱い  または、 e-hon.net より、受注が可能です。

通信販売 :  
    

第6回「たきび祭」前夜祭 本祭 2011

 第6回「たきび祭」 2011年

 第6回た「たきび祭」前夜祭が東京都日野市旭が丘中央公園にて日野市郷土資料館主催で2011年12月2日開催されます。
 午後3時より巽聖歌の詩の朗読がおこなわれます。
 4時よりは巽聖歌作詞による童謡歌曲が川原井泰江歌唱により演奏されます。10月21日に岩手県紫波郡(巽聖歌出身地)・野村胡堂・あらえびす記念館で行われた「巽聖歌童謡曲集」川原井泰江編CD付の出版記念演奏会で初演されました、北原白秋が絶賛した巽聖歌の出世作にもなった「水口」も演奏されます。作曲は浅香満。
 5時よりは「たきび」の歌碑の前で「たきび」を歌いながらのキャンドルサービスが行われ、温かい蝋燭の光の中で心和むひと時を送れることでしょう。
 3日に行われる本祭とは一味違う「たきび祭」前夜祭です。ご来場をお待ちしています。会場にて、お会いしましょう。


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「 巽聖歌童謡曲集完成記念コンサート 」 in 岩手県紫波

    
     「 巽聖歌童謡曲集完成記念コンサート 」 in 岩手県紫波 2011

 2011年10月21日 野村胡堂・あらえびす記念館ホールにて、午後2時よりたきび70周年記念『巽聖歌童謡曲集』CD付川原井泰江編の出版記念演奏会が開かれました。出演はCD全曲歌唱しているソプラノ歌手の川原井泰江。ピアノ伴奏は植田さや香氏。特別ゲストとして、巽聖歌長女 中川やよひ氏、「水口」「流れゆくもの」他作曲の浅香満氏。岩手県紫波にある紫波運動公園には、巽聖歌「水口」の石碑があります。日野市旭が丘中央公園の「たきび」のように、皆さんに愛される歌にと浅香満氏が作曲した「水口」が川原井泰江により初演されました。他にも「田圃なか」「せみを鳴かせて」「流れゆくもの」が初演作品です。多くの眠っていた作品も息を吹き込まれ、約50年ぶりによみがえりました。

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 2011年10月22日 ナックスホールにて、午後2時よりたきび70周年記念『巽聖歌童謡曲集』CD付川原井泰江編の完成記念演奏会と祝賀会(演奏会終演後が開かれました。オープニングは、紫波ウインドアンサンブル伴奏による「たきび」の全員合唱から始まりました。紫波町長の祝辞や中川やよひ氏が「たきびと父聖歌」と題してお話しをしてくださりました。演奏出演は紫波同様の会・コーラスひばり・盛岡アコーディオンクラブ他。ゲストとしてCD全曲歌唱しているソプラノ歌手の川原井泰江。ピアノ伴奏は植田さや香氏でした。
 終演後の祝賀会には、聖歌長女の中川やよひ氏始めとする親族・あらえびす記念館野村館長野村晴一氏(出版者)・巽聖歌を愛する岩手の方々が歓談されました。

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 両日ともに、巽聖歌を愛する人々の心の集結により、開催されたことと思います。感謝いたします。『巽聖歌童謡曲集』に掲載されている作品を皆様が歌い継いで下さることを祈念いたします。                                 2011年10月吉日    川原井泰江

               <両日の主催・後援>

主催:巽聖歌童謡まつり実行委員会(代表 内城弘隆)。
後援:岩手県長寿社会財団・紫波町・紫波町教育委員会・紫波商工会・紫波町芸術文化協会・岩手日報・盛岡タイムス・読売新聞盛岡支局・朝日新聞盛岡支局・毎日新聞盛岡総局・NHK盛岡放送局・テレビ岩手 他多数

2010年12月3日 第5回 「たきび祭」 前夜祭「巽聖歌 詩の朗読と 歌の会」

第5回 たきび火祭前夜祭「巽聖歌 詩と朗読と 歌の会」

2010年12月3日 東京都日野市郷土資料館主催 「巽聖歌 詩の朗読と 歌の会」

場所   日野市旭が丘中央公園内 

最寄駅  豊田駅  発車チャイムは「たきび」です

開演時間 午後3時~午後5時終演予定 

内容   第一部 朗読会の皆さんによる 巽聖歌の詩の朗読

     第2部 川原井泰江歌唱による 巽聖歌作詞による童謡・歌曲の演奏
         
         演奏曲目 ・・・ たきび・キャベツのおやまに・かぜにおうちが他


問い合せ先 日野市郷土資料館

 アットホームな会です。気軽に巽聖歌の詩を楽しみにいらしてください。
 お待ちしています。 


 

JR豊田駅発車チャイム たきび

巽聖歌作詞によるたきびがJR豊田駅の発車チャイムとなりました。

豊田駅は巽聖歌が晩年を過ごした東京都日野市にあります。もちろん聖歌は豊田駅を使用していました。当時、駅周辺は雑木林で、聖歌が出かける際には自宅で飼っていた猫が駅までお見送りをしていたと伺っています。

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巽聖歌プロフィール

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          巽聖歌プロフィール

 

 出 身: 岩手県紫波郡紫波町日詰に野村市兵衛(鍛冶屋)と トメの四男として生まれる。
       紫波町名誉町民 
 
 本 名: 野村七蔵 (7番目のこども)
 
 生年月日: 1905年 (明治38年) 2月12日


                     【 巽聖歌 年譜 】
             


・1905年(明治38年)  8ヶ月  

              父 死去

・1917年(大正6年)  12歳   
       
             
             日詰尋常小学校卒業

・1919年(大正8年)  14歳   

             日詰知人宅にて  「 赤い鳥 」を知る

・1921年(大正10年) 16歳  

             謄写版刷り 「 豚の鼾 」を発行
             日詰日本キリスト教会へ通い始める

・1923年(大正12年) 18歳   
            
            横須賀へ出郷
            海軍工弊廠会計部に就職
            衣笠中学校夜間部に通学
            時事新報社 雑誌「少年」に童話が掲載される
            盛岡の歌人 小田島弧舟発行 


・1924年(大正13年)19歳  
  
            時事新報社入社 編集記者となる
            同人誌「紅雀」発行
            「赤い鳥」4月号に
            「母はとっとと」がペンネーム田村とおるでのる。
            「赤い鳥」7月号に
            「お山の広っぱ」は野村七蔵でのる
            「赤い鳥」9月号には「からたち」がのる


・1925年(大正14年)20歳  

            時事新報社退社
            徴兵検査・・・丙種合格
            岩手銀行日詰支店に銀行員として就職
            日詰教会にて洗礼を受ける
           
        「赤い鳥」10月号 「水口」・・・・北原白秋に激賞される
        この後、巽聖歌のペンネームを使用                                                し始める 
                           
                          
・1927年(昭和2年)22歳   

            福岡県久留米市に日本キリスト教会に
             アメリカ人の家庭教師として赴任
                          
           東京谷中天王寺にて、北原白秋を訪問                     
                          

・1928年(昭和3年)23歳   
   
            「赤い鳥童謡会」を結成
            上京 ・・・ 白秋のすすめによる

・1929年(昭和4年)24歳    

            「赤い鳥」休刊
            出版社アルス 社員となる
            回覧雑誌「金のべごこ」創刊

・1930年(昭和5年)25歳    

            童謡同人誌「乳樹」創刊
                          


・1931年(昭和6年)26歳   

            「雪と驢馬」処女童謡集 アルスから刊行

                      ※新美南吉上京

・1932年(昭和7年)27歳    

            東京都中野区上高田に 新見南吉と同居する

           武居千春(画家)と結婚                                             

・1933年(昭和8年)28歳 

            長男 圦彦(いりひこ)誕生                                           ・・・白秋命名・・・                        
         

・1935年(昭和10年)30歳   

            「チチノキ」終刊


・1940年(昭和15年)35歳  


            6月北原白秋に東北各地を案内し、
            日詰にて一泊し、母トメを紹介する。 
 
            アルス社を退社

            童謡集「春の神さま」刊行


・1941年(昭和16年)36歳 


           長女 やよひ誕生 
               ・・・・ 白秋命名・・・          
                          
            「春の神さま」に対し、第2回日本児童文化賞を受ける

           「たきび」
           JOAK(NHK)ラジオ「うたのおけいこ」で放送される


・1942年(昭和17年)37歳  


             母 死去                                           北原白秋 死去

            日本少国民文化協会 文学部会幹事就任
            満州鉄道の招きで満州を視察旅行
            オペラ「石狩の神」台本を書く 作曲:中山晋平


・1943年(昭和18年)38歳  

          新美南吉 死去

         オペラ「西浦の神」・・・(石狩の神)改作が
            藤原歌劇団により歌舞伎座にて上演される。


・1944年(昭和19年)39歳 

            岩手県沼宮内に家族と共に疎開する
            満州交通公社の招きで満州を視察旅行

・1946年(昭和21年)41歳 

            岩手児童文化協会事務局長に就任

  
・1948年(昭和23年)43歳 

            東京都日野市(日野町東大助)に移転

  
・1952年(昭和27年)47歳  


            日本作文の会常任委員就任
            児童文学者協会 北海道支部主催講演会で
                                 講演する
            ひらかれた作文教育研究全国協議会
                          岐阜県中津川に参加
                          
                           
    
・1956年(昭和31年)51歳  

           児童文学者協会創立十周年記念講演会を
                       関西各地・北海道で行う


・1959年(昭和34年)54歳 

             宮城・岩手・石川・福島・青森・愛知・兵庫・
                           宮崎・佐賀へ旅行する


・1960年(昭和35年)55歳  


            「新美南吉童話全集」全三巻を編集刊行

             長野・愛知・岐阜・岩手・新潟・埼玉・広島・
                              大阪へ旅行する


・1961年(昭和36年)56歳 


            「新美南吉童話全集」が産経児童出版文化賞受賞
                                

・1962年(昭和37年)57歳 


            妻千春に同行し、北海道へ旅行する
            日本作文の会・全国研究大会(山形)に参加


・1964年(昭和39年)59歳 


             「コロポックル」の碑が八王子市御殿峠に建つ
             岩手・大阪・愛知・千葉へ旅行する

・1965年(昭和40年)60歳  

             岩手・岐阜・秋田・大阪・旅行する

            肺結核で八王子仁和病院に入院(12月)               


・1966年(昭和41年)61歳  


            9月退院


・1970年(昭和45年)65歳 

             岩手へ旅行
             胃潰瘍の為、立川市第二相互病院に入院・手術・退院
               (10月19日~12月12日)


・1971年(昭和46年)66歳  

            「赤い鳥文学賞選考委員」を委嘱される

           岩手へ ・・・ 姉フジ交通事故見舞い
                     宮沢賢治取材
                    甥の市議立候補応援

    
・1972年(昭和47年)67歳 


    岩手へ~室蘭~岩手 (姉たちと会うため)

・1973年(昭和48年)68歳 


             長女やよひ 中川英児氏と結婚
                     - 1月19日 -


     心不全のため 日野市立病院にて死去                                          ー 4月24日 -


                           


・1976年(昭和51年) 

   「 岩手の百人 」の一人に選ばれる

 ※基本参考文献  巽聖歌作品集


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~北原白秋から巽聖歌へ~in 岩手県 紫波 2009

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川原井泰江コンサート in 紫波

 ・・・北原白秋から巽聖歌へ・・・ と題して 2009年7月11日 岩手県紫波郡紫波にある 野村胡堂・あらえびす記念館ホールにて、巽聖歌作詞による童謡と 巽聖歌の師である北原白秋作詞による歌曲を歌う川原井泰江の演奏会が開かれました。ピアノ伴奏は並木桂子さん。
巽聖歌と北原白秋のエピソードを曲間に話しながらの演奏会でした。ホールの大きなガラス張りの窓から広がる緑豊かな紫波の風景と共に、巽聖歌の詩に詠われているようなさわやかな風が吹いていました。

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第11回 巽聖歌童謡祭り 2009

RIMG0263.JPG第11回 巽聖歌童謡祭り 2009

 2009年7月12日 巽聖歌出生地である岩手県紫波郡日詰にて行われた 『巽聖歌童謡祭り』 第一部に川原井泰江はゲスト・ピアノは並木桂子氏により、巽聖歌作詞による童謡13曲を披露しました。当地の方々も「聞いたことの無い曲がありました」と、これを機に歌ってゆきたいとコメントをいただきました。第2部では近隣のコーラス団体の方々の合唱と、来場の皆さまでの巽聖歌作詞童謡などを楽しく斉唱いたしました。この童謡祭のために駆けつけた 巽聖歌長女やよひ氏や渡辺茂御親族のご挨拶もあり、巽聖歌に対する皆さまの熱意を感じさせる演奏会でした。
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紫波町立 赤石小学校 巽聖歌作詞校歌

紫波町立赤石小学校校歌 巽聖歌作詞

岩手県紫波郡にあります 赤石小学校の校歌 「風は緑に」は 巽聖歌作詞 林光作曲によります。 郷土の美しい自然が読み込まれています。
 
 2009年7月10日 川原井泰江「みんなで一緒にコンサート」の演奏会のために訪問した時に 講堂に掲げられていたものを撮影いたしました。

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巽聖歌 菩提寺

巽聖歌 東京八王子 菩提寺

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  善福寺裏の墓地 山の中腹に墓はあり、空気が澄んだ日には墓前より富士山を望むことができる。野の花が好きであった個人の墓には、季節の花が絶えない。


巽聖歌童謡祭2009 紫波

    巽聖歌童謡祭 2009  紫波のお知らせ


   児童文学者 巽聖歌の出身地であります岩手県紫波郡紫波町にて、童謡祭が催されます。

地元のコーラス団体中心に 多くの方が参加され、 巽聖歌作詞による童謡「たきび」などの童謡が演奏されます。


   日時 : 2009年 7月12日 日曜日 

   場所 : 中央公民館

   最寄り駅 : JR紫波中央駅


   

   

巽聖歌の童謡 紹介にあたり

巽聖歌の童謡 紹介にあたり


 
 巽聖歌の童謡詩などを紹介するにあたり、当時の仮名使い 段落 など、 

できる限り発表当時の形で のせてあります。


 このことは 作者の意図するところを 把握するに当たり 大切なことです。

大阪府立国際児童文学館存続

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2009年度をもって大阪児童文学館の廃止が決定いたしました。

廃止により、国内外の多くの児童文学者の著書及び それに伴う原稿や写真  そして美術品の数々が分散されてしまうことが予想されます。また、同館が保有していた資料としての蔵書が一般開架図書として閲覧されようとしています。このことは貴重な世界でたった一冊の資料としての本が、破損し ついには消え去ってしまう運命にあるということにつながります。
文学館の意義は 博物館的意味を持ち、一般にある図書館とは 意味が異なるのです。
同館に寄贈されている巽聖歌はじめ多くの文学者の貴重な資料が 今後どのような運命をたどるのでしょうか。

大阪児童文学館の名前は消え去るかもしれません。しかし、同じ目的の下に運営される施設ができることを祈念します。

巽聖歌 童謡紹介 35   「風の五郎」

風の五郎           巽聖歌


風の五郎はすねんぼで、
すねりゃ、雪など吹きちらす。
花咲かじじいのその孫か、
枯木に、庭に、雪の花。

雪がつもれば気も晴れて、
大雪、小雪、じじとばば、
ひび手に、ハアハア、息かけて、
よろこぶものは、犬っころ。

大雪じゃのう。
外であそべやのう。
とんだり、はねたり、じゃれている。
しっぽの旗をふっている。


巽聖歌 童謡紹介 33   「風の三郎」

風の三郎                巽聖歌

風の三郎、あばれんぼ。
ブウブウ、シュルル、シュルル、ブウ。
庭のさざんか、ゆすったり、
はやしの栗の木、なぶったり、


風の兄イよ、いけないぞ。
戸口へいってどなったら、
いたずらっこらしく、はにかんで、
尻尾をまいて、とんでった。

風の三郎、あばれんぼ。
いたずらしては、いけないぞ。
原っぱで鳴いてる虫の音を、
とめたりなぞしちゃ、いけないぞ。

巽聖歌 童謡紹介 34   「風の四郎」

風の四郎        巽聖歌


風の四郎は笛ふきで、
ヒュウ、ヒョロロ、
月夜に笛をふいている。

高いところが好きだから、
梨の木などへのぼってて、
ときには梨をほうったり。

風の四郎のあまえんぼ、
ヒュウ、ヒョロロ、
くびを振りふり、笛をふく。

巽聖歌 童謡紹介 32   「風の太郎」


大風の太郎 
巽聖歌

                   

なんと、つよい
大風の太郎。
雨戸、がたがた
ゆすって鳴らし、
ウオーン、ウオーン、ウオーン、
とおくの林にいってほえ、
夜っぴいて、ぼくらを
ねむらせぬ。


なんと、つよい
大風の太郎。
今朝はからりと晴れたので、
家のうら山、見まわれば、
くりの木、かきの木、枝は折れ
おまけにすもうをとったのか、
でっかい松の木、その根っこ
根こぎにされて、たおれてた。


 


 


「風の兄弟」より、長男の太郎です。兄弟は五人います。
  貴方は誰が好きですか。
  そして、誰に似ていますか。  

巽聖歌 童謡紹介 31   「風の二郎」

風の二郎        巽聖歌                     


  風の二郎はやさしくて、
  月夜の、月夜の、宵のくち、
  タヌキが、いたずら、するみたい。
     トントントン、今晩は、
     トントントン、今晩は。
  雨戸をなぶって、たたいてく。

  

  となりの、となりの、そのとなり、
  そのまたとなり、そのとなり、
  向こうの家も、その横も。
     トントントン、今晩は、
     トントントン、今晩は。
  どこでもきっと、起こされる。


   あおい月夜の山の町、
   でんぽう配達、きたのかと、
   起きでてみれば戸の口に、
   木の葉が一枚ありました。
       トントントン、今晩は、
       トントントン、今晩は。

             昭和二十五年八月作


※この詩には 他に風の兄弟がいます。 それぞれ、個性的な風の兄弟です。

巽聖歌 童謡紹介 29   「彼岸花のかげ」

彼岸花のかげ          巽聖歌           


  すずめがね、
  すずめがね、
  チョウチョと かくれんぼ、
  していたの。
 


  「もう いいよ、
   ちゅん ちゅん ちゅん」って
  すずめが よんでも
  チョウチョの鬼さん
  こなかったの。
 


  それはね、チョウチョはね、
  彼岸花がこわかったの。
  だってね、彼岸花のことを
  「キツネのちょうちん」って
  いうでしょ。

 


  チョウチョはね、
  べそかいて
  「彼岸花は いや。
   彼岸花のかげに かくれっこ
   なしよ」って、いっちゃったの。

     


  ※ すずめの家族が ちゅんちゅん 我が家のベランダにやってきます。
    いつも仲良く、 置いてきぼりの無いように ちゅんちゅん 呼んでいます。 

巽聖歌 童謡紹介 28   「アリと ザクロ」

アリと ザクロ           巽聖歌                  


  やあい。
    アリのお家のひっこした。
    カンナのお家の大火事だ。
    夕日にてられて、まる焼けだ。

  


   

  ちがうぞ、ちがうぞ、
    ああ、なーんだ。
    ザクロの実なのか。
    おっこちて、
    はぜたで、ありんぼ、
    なめにきた。

  

  あまいぞ、あまいぞ、
    それ、なめろ。
    みのりの秋だで、かついでけ。
    ザクロのおみこし、
    かついでけ。

巽聖歌 童謡紹介 27   「こつくり」

こつくり           巽聖歌


こつくりしてゐる
子うぎひす
お歌がのどへ
つかへたか
笹敷さむくて
つかへたか


       

       昭和三年二月二十四日制作

巽聖歌 童謡紹介 26   「ちいさな天使」

ちいさな天使            巽聖歌                        

えっへん。
  わたしは天使、
  ちいさな ちいさな 天使なの。

  花から 花へ
  とんでって、
  ちいさな秋を みつけるの。



さあて、
  どんなところに
  かくれているかな、
  みえるかな。

  


 昭和三十一年七月作

  ※ 聖歌は  「おっほん 」  「えっへん」 を 他の詩での使っています。
  ちょっと 威張った言い方ですね。 得意の事を行う前に、「演説」する前の咳払い、
  ちょっと間をおく時、 そんな時に使っていますね。

巽聖歌 童謡紹介 25   「かくれんぼ」

かくれんぼ         巽聖歌                        


ちいさな おにさん、
もう いいよ。
  ゆびの すきから みていたら、
  あかい ゆうひが 
  おちてくの。


ちいさな おにさん、
もう いいよ。
   かずを かぞえて まってたら、
   ずずめ ちゅんちく
   とんでくの。


ちいさな おにさん、
もう いいよ。
   まだか まだか よんでたら、
   わらの においが
   して きたの。


     昭和三十一年七月作


 ※かくれんぼしながら、 鬼を待って時、 いろんなこと考えたり、いろんなものみたり、幼い時の妹を思い出しました。

巽聖歌 童謡紹介 24   「きたかぜ ほう」

きたかぜ ほう            巽聖歌                 

きたかぜ、ほう、
さむかぜ、ほう、
きのはを とばして
かぜが ふく。
おそらの おくは
かざぐらか、
くらから かぜが、
ながれるか。


きたかぜ、ほう、
こがらし、ほう。
かぜには あられが
まじってる。
えりまき よういが
できてるか、
てぶくろ かったか、
かわないか。


きたかぜ、ほう、
こがらし、ほう、
おやまは きらきら
はつゆきだ。
ねんさん、およめに
もう いくか。
およめに いくのは
さびしいか。


     

       昭和三十五年八月十二日制作

巽聖歌 童謡紹介 23   「ひとりぼっちの木」

ひとりぼっちの木          巽聖歌                


雲が あそんで
おりました。
風が あそんで
おりました

ひとりぼっちの
はだかの木、
でも、うれしいな
夏の日は。


みどりの きものを
きてました。
小鳥が 一日
なきました。

ひとりぼっちの
はだかの木、
ひとりさびしい
いまは 冬。


雲が ながれて
おりました。
風が 光って
おりました。


   昭和二十三年十一月二十二日

巽聖歌 童謡紹介 22   「雪あかり」

雪あかり          巽聖歌                  

雪にちらちら
お月さま、
さかなのやうに
およいでく、
  とほらんせ、
  とほらんせ。


とほいやうでも
明るくて、
山は霽(は)れてる
雪あかり。
  とほらんせ、
とほらんせ。
 



ちらちら、牡丹雪、
 きつね雪、
 こどもは晩まで
 あそんでる。
   とほらんせ、
   とほらんせ。

巽聖歌 童謡紹介 21   「虹の橋」

虹の橋            巽聖歌


                            
日暮にかけた
山の橋
七色塗つた
太鼓橋
渡つてお出では
誰方かナ


長い振袖
派手模様
十三七つの
お月さま
シャラリ シャラリと
渡らんせ

雨があがつた
空の橋
お月さま渡るに
まだ早い
お先に渡るは
誰方かナ

青いお室に
ぼんぼりの
灯をつける
お星かナ
ソロリ ソロリ
渡らんせ
 


  昭和二年七月十八日

巽聖歌 童謡紹介 30  「こんこん こぎつね」

こんこん こぎつね           巽聖歌

                     
やまは、ミゾレか、
こなゆきか。
こんこん こぎつね、
出るそうな。

さとは、きんきら、
金の雨。
いちょうの おちばが
あかるいな。


やまは、フブキか、
月の夜か、
こんこん こぎつね、
なきました。


 昭和二十一年八月八日制作

巽聖歌 童謡紹介 20   「十五やさん」

十五やさん          巽聖歌                 


おつきさま、十五やさん、
けふは まんまる しろいかほ。
あなたに らっぱが みえますか、
わたしの らっぱを ふきますか

おつきさま、十五やさん、
けふは すすきを そなへましょ。
うさぎが もちつき してますか、
うさぎに おもちが つけますか。

おつきさま、十五やさん、
けふは あかるい どのみちも。
どこかに まひ子が ゐませんか、
ないてる こどもが ゐませんか。


おつきさま、十五やさん、
いつも おそらの ひとりだび、
ひとりは さびしく ないですか、
みせん でんしん うちますか。


空にかかる 十五夜さま 心惹かれるのは 大人になった今でもです。

 

巽聖歌 童謡紹介 19  「田圃なか」

田圃なか                     巽聖歌         


誰も見えない田圃なか、
日ぐれにつかれたこゑがする、
 「もういいかい」
積藁のかげから呼んでゐる。


誰もゐはせぬ田圃なか、
それでもひくいこゑがする、
 「もういいかい」
風にもちぎれるこゑがする。


暮れる海原、砂の原、
遠くで誰か呼んでゐる、
 「もういいかい」
波のあひまにむせんでる。


いたちも道きる田圃なか、
まだまだ寒いこゑがする、
 「もういいかい」
霜夜の月夜にながれてる。


※座敷ぼっこが 田圃まで追ってきて 遊びたがっているのでしょうか。
 狐の子が 遊びたがっているのでしょうか。

巽聖歌 童謡紹介 18  「樫の実のように」

樫の実のように               巽聖歌            


樫の実のように握つてる、             
にぎりこぶしよ、
そのお手手、
なにをしまつてゐつのでせう、
なにをかくしてゐつのでせう。
ひろげてお見せ、
いちどだけ。


かたくにぎつたそのお手は、
ひらけば牡丹の
花のやう、
うすべにいろよ、ももいろよ、
きつとさうです、ひろげてよ。
ひろげてお見せ、
いちどだけ。

かくしてゐるのは力でしょ、
ひろげて見せない
そのお手手、
坊やのお手手、そのお手手、
なにかしさうなそのお手手。
ひろげてお見せ、
いちどだけ。

樫の実のように握つてる、
にぎりこぶしよ、
そのお手手、
握つてゐるのは夢でしょか、
かくした力でありましょか。
ひろげてお見せ、
いちどだけ。


 ※ 。 昭和八年制作  長男誕生の頃と重なります。
   赤子の小さな手をじっと見つめている巽聖歌の姿を感じます

    

巽聖歌 童謡紹介 17  「ひる」

ひる                        巽聖歌


子供はお椅子に眠つてる、
みどりの影をひいてゐる。

時計がひつそりうたつてる、
パッポロパッポロ、鳩の唄。


お空が青く晴れてゐる、
風が静かな窓の外。


窓の外には白芙蓉、
小さな日向に匂つてる。


巽聖歌 童謡紹介 16  「晩」

                    巽聖歌


どこまで大きい青い空、
月はどんどんのぼつてく。
  (まるでお空を泳いでく。)

庭に咲いてる八掌の木
八掌に月が映ってゐる。
  (月にその花うつつてる。)


明るい月夜、寒い晩、
夜鷹もお翅 を光らせる。
  (行つたり来たり光らせる。)

どこまで月は昇るのか、
昇つて夜露を降らせてる。
  (夜露は光つておりてくる。)

巽聖歌 童謡紹介 15  「海と神さま」

海と神さま                  巽聖歌

海は青くて深いから、
神さま、海辺で泣いてゐた。
指の間(あひ)から見てゐると、杳枖
赤いお日さま、杳(とほ)かつた。
白い鴎が飛んでゐて、
遠くのとほくも晴れてゐた。
海のあちらのあの島よ、
いちど渡つてゆきたくて、
神さま、海へたのんだが、
海はゆかせちやくれなんだ。
ざぶらんこうよ。ざぶらんこう、
渡れるやうに考へて
渡つてごらんと言つてゐた。

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巽聖歌 童謡紹介 14  「謎」

                         巽聖歌


なぞ、なぞ、なぞだよ、
なぞかける、
春の神さま、謎かける。
なるい目玉だ、目がひとつ、
藍い衣だ、絹のよだ、
高い山だよ、富士山だ。
雑木林に日が照つて、
斑(ぶち)の卵がかへります。

破片(かけら)は七つだ、飛び散つて
七つのお花にかはります。
七つのお花に日が暮れりや、
鐘が鳴ります、ルン、ロン、ロン。
ルン、ルン、ロンだよ、ルン、ロン、ロン。
ルン、ロン、ロンで、夜が明ける。

巽聖歌 童謡紹介 13  「はさみ」

はさみ                      巽聖歌

   ちよがみざいくのおひなさま、
   はみでちよん
   ちよん、ちよん、ちよんと、
   きられてる

  

  
   ねこのしつぽや、おひげでも、
   もひとつちよん
   ちよん、ちよん、ちよんと、
   はまされる。

   


   
   はさみのいたづら、うまれつき、
   いつでもちよん
   ちよん、ちよん、ちよんと、
   とびあるく。

   それではめいわく、かあさまは、
   はさみをちよん
   ちよん、ちよん、ちよんと、
   しまはれる。


巽聖歌 童謡紹介 12   「雪と驢馬」

雪と驢馬                 巽聖歌

   


   ほろん
   ほろんと雪がふる、
   ほろんほろんの雪の道、
   ほろんは遠い山だから、
   ほろんほろんとふつてくる。
   

   ほろんは遠い夢の国、
   ほろんと驢馬も降りてくる、
   ほろんほろんの山の道。

   



   ほろん
   ほろんと雪がふる、
   ほろんほろんの驢馬の背に、
   ほろんは遠い驢馬の国、
   ほろんと道も昏(く)れてくる。

巽聖歌 童謡紹介 11   「深くて」

big>深くて            巽聖歌

   ふかくて蒼いあの空に、
   春の神さま
   居られませう。

   
空にゆれてるあの梢、
   白いお花は
   辛夷(こぶし)でせう。

   

いつかさかりの花の下、
   日傘かざして
   ゆきました。

   


   
かるくおはねを光らせて、
   鳩は花から
   立ちました。

                    
               童謡集『雪と驢馬』より

    ※春の匂いがしてきます。
     春が大好きな巽聖歌の心が弾んでいるのを感じます。


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巽聖歌 童謡紹介 10   「春、春、春だ」

 

春、春、春だ            巽聖歌             


 

  春 春 春だ
  ぽか ぽか 陽照る
  ぱか ぱか 馳けろ
  田の畔道を

 

  田螺は風邪で
  うつうつ 寝てる
  春 春 春だと
  起こしてやろか

 
  田の畔道に
  土筆が出てる
  蓬も萌えた
  踏んではならぬ
  とびとび馳けろ


                        自筆童謡集 『月夜』 より 


 ※巽聖歌は 田圃の中の様子を詠んだ作品が 数多くあります。
  特に春の田圃中。
  「季節は春が一番好きです。」という文章を読んで、納得してしまいました。

巽聖歌 童謡紹介 09   「流れゆくもの」

流れゆくもの        作詞:巽聖歌  作曲:大中恩          

 

 
  雲よ、
  とまれ、
  雲。

  

  雲をよんだがとまらない。
  地平のほうへ流れてく。

  

  風よ、
  とまれ、
  風。

  

  風もよんだがとまらない。
  木木の葉っぱを、なでていく。
  


  水よ、
  とまれ、
  水。

  

  小川はよんでもとまらない。
  流れいく道、わかるよう。

  


  時よ、
  とまれ、
  時。


  時をよんでもとまらない。
  季節がしずかに動いてく。

  

  ああ、みんな、
  すべてのものが、とまらない。
  ながるるものは流れゆき、
  過ぎゆくものは過ぎゆく。

  

  お空にかかるはなだ雲。
  なげきにひかるわがいのち。

                   


                    詩集『せみを鳴かせて』より

 ※ 初めてこの詩と出会ったのは、大中恩の「流れゆくもの」という 合唱譜です。
 巽聖歌の詩に 大中恩が作曲した曲であることは、後になって知ったことでした。
 この曲の発表記念には中川やよひ氏もご招待いただいたと伺っています。

 特にに最後の二節が、私の心を動かし、時を経た今も好きな詩の一つとなっています


巽聖歌 童謡紹介 08   「母はとつとと」


    母はとつとと          巽聖歌

  
  わたしは母に負われてた、
  どこだかわたしはわからない、
  母はとつとと歩いてた。


  
  道に真赤な花畑、
  わたしは「なんだ」と聞いたけど
  母はとつとと歩いていた。


  

  わたしは背を揺りまた聞くと
  「ぬけ首花」と言ふたきり
  母はとつとと歩いていた。


  

  空には鰯の雲が出て
  なんでも暑い昼だった、
  母はとつとと歩いていた。


  

  わたしはそれきり知らなんだ、
  母の背中に負われて
  母はとつとと歩いた道を。


※ 北原白秋に依り生まれた巽聖歌最初の童謡です。


巽聖歌 童謡紹介 07   「野芹」

  

  野芹               巽聖歌



   野ぜり、
   咲きな、
   畔に。
   


  
   田螺は
   さびしい
   旅人。

   


   花を
   探し
   ゆくよ。

   


   しろじろ
   野ぜりよ
   咲きなよ。

   
  

   水田(みずた)
   せまく
   なるほどに。

  


 水田いっぱいに 芹が咲き誇っている様子を見たことがありません。

         さわやかな風に揺れる 白い花

         見渡す限り 野芹の花で いっぱいになるのでしょうね。


巽聖歌 童謡紹介 06   「家垣根路で」

 

家垣根路で                巽聖歌
  いぐねみち 

  
  あけび
  咲いてる
  家垣根檜葉。

  

  夕陽
  たまつた
  家垣根路。
  


  家垣根の
  そばの
  水田には、
     


  風ひき
  田螺
  夢をみる。


 

 ※田螺は どんな夢をみていたのでしょうか。 
  のどかな 田園風景と、水ぬるむ中、田螺から 泡が プワッと 浮かんできそうです。

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アサヒタウンズ 「たき火の集い」


巽聖歌誕生記念 たき火の集い


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 東京都日野市旭が丘タウン誌 〈 アサヒタウンズ 〉 2009年2月5日版


たき火の集い 2009  野草入り大根粥

たき火の集い 2009 野草入り大根粥


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お粥に入れた野草です。 なずな すずしろ ほとけのざ etc.

子供たちが、「まずな すずしろ・・・・・ 」のわらべ唄を 野草を切る包丁のリズムに乗せて歌いながら野草を切り、それを出来上がった粥に入れて頂きました。


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薪を使って ことこと炊いた大根入りお粥は 甘くて美味しかったです。
塩と自家製梅干が添えてありました。

     米・大根・野草・梅干は石坂ファームハウスの有機栽培で育った食材です。

たき火の集い 2009  焼き芋

第五回 たき火の集い 2009  焼き芋つくり

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 焼き芋を焼くために、たき火をします。

 そのたき火を一度くずして、灰の上に アルミホイルで包んだ さつま芋を置きます。

 その上に、また、薪を置いて たき火をします。

 時間を見計らい、たき火を崩して、焼き芋を取り出します。

   ※ 遠赤外線でじっくりと焼けたお芋は、甘くしっとりとしていて 忘れられない美味しさでした。
 

巽聖歌誕生記念・たき火の集い

巽聖歌誕生記念・たき火の集い 2009   日野の自然を守る会主催

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この会は、巽聖歌誕生100年祭を記念して始まりました。2009年2月12日で巽聖歌誕生から104年となり、今年で第五回目です。

     主     催: 日野の自然を守る会 

     開催予定日:  毎年2月11日 祝日
 
     開 催 地 :  石坂ファームハウス (東京都日野市・百草園近く)


 日野市長も当日は参加され、「たき火は都条例では原則禁止されていますが、農作業と伝統行事で薪などを燃やし、たき火をすることは認められています。枯葉や薪で燃やすためにダイオキシンが発生することはありません。たき火の集いをつづけてゆきましょう。」と挨拶がありました。その他、地域の警察・消防所からのメッセージもありました。
 
 そして、集いの中では巽聖歌作詞の「たき火」についてのコーナーもあり、中川やよひ氏(巽聖歌長女)・北村澄江氏(日野市郷土資料館学芸員巽聖歌研究の第一人者)と共に川原井泰江も紹介され、会場の皆様と共に「たき火」を合唱いたしました。また、日野市郷土資料館より、巽聖歌の生い立ち・業績が書かれた冊子が全員に配られ、日野市と巽聖歌の関わりの深さが感じられました。

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大阪府立国際児童文学館存続

 大阪府立国際児童文学館存続


 2008年4月に 橋本知事が大阪府の財政難を解決策の一つとして、国内外の児童文学関係資料が保存されている大阪府立国際児童文学館を閉鎖すると発表しました。
 2009年1月現在、大阪府立国際児童文学館は存続されると巽聖歌の長女やよひさんより一報がありました。新美南吉を研究なさっている学芸員の方から連絡が入ったとのことです。

       ※巽聖歌は新美南吉 (代表作:ごんぎつね) を世に出した人である。

巽聖歌 童謡紹介 05   「かぜに おうちが」

 「 かぜに おうちが 」     作詞:巽聖歌  作曲:磯部 俶


  
  1、かぜに おうちが あったなら
   
     なあがい なあがい おうちだろうな

         ぴい ぷう うう
 
         ぴい ぷう うう

    にぎやかだろうな  さむかろな


 
  2、そらに おうちが あったなら

    まあるい  まあるい おうちだろうな

         ごろりん  うう

         ごろりん  うう

    ころがるだろうな  ゆかいだな


 
  3、うみに おうちが あったなら

    しかくい しかくい おうちだろうな

        ちゃぷ ちゃぷ うう

        ちゃぷ ちゃぷ うう

    うなるだろうな  うれしいな


   


       ※ 思いの寄らない発想の歌詞に、思わす嬉しくなってしまいました。

        「 ぴい ぷう 」 は 巽聖歌が風を表す時の専売特許です。

        私の好きな歌の一つです。

  

      

巽聖歌 童謡紹介 04   「トロッコ あそび」

  「 トロッコ あそび 」 作詞:巽聖歌  作曲:芥川也寸志

 
   トロッコ あそびだ
   
   よいしょ よいしょ
  
   よいしょ よいしょ


  
   ひっぱれ よいしょ

   がんばれ よいしょ

   おひさま かんかん

   てる ようへ

    ※ トコッロとは、炭鉱で石炭を運ぶために使う、運搬箱車です。

     石炭がたくさん取れた頃、炭鉱の付近には炭鉱で働く人たちの町がありました。
     その町に住んでいる子どもたちの ちょうど良い遊び道具となっていたのでしょう。


巽聖歌 童謡紹介 03   「朝のうた」

   「 朝のうた 」        作詞:巽聖歌   作曲:渡辺茂

  1、朝だ 涼しい 丘の上

    ラッタラッタラッタラッタ ラッタンタン

    青いすじ雲 流れてる

    ラッタラッタラッタラッタ ラッタンタン


  2、見ろよ あの丘 あの野原

    ラッタラッタラッタラッタ ラッタンタン

    山羊と め牛が 遊んでる

    ラッタラッタラッタラッタ ラッタンタン 


                                  昭和27年 NHK


   

   ※ 心が思わず弾んでしまいそうな リズミカルの歌詞ですね。
      高原のすがすがしい空気が 美味しそうです


                             

掲載記事 009 「たき火祭」第三回 アサヒタウンズ 

「たき火祭」第三回 【アサヒタウンズ 】 掲載

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「たき火祭」第三回 

2008年12月4日付け 「アサヒタウンズ」掲載記事 です。


 

「たき火聖歌」?

「たき火聖歌」って何かしら?

書き違え?でしょうか。と思われる方がいらっしゃったのでは ありませんか。

いえいえ、巽聖歌の 愛称です。


 
 オフィシャルな時は、文壇の方、学校関係の方、出版社の方など、「巽聖歌」さんと読んでいらっしゃたようです。しかし、お酒が入り、宴たけなわになってくると、

「おい、たき火聖歌よ」

と、こんな感じで周りの方から愛されていたと、やよひさん(巽聖歌の長女であり、親戚)より伺っています。

 なんと上手くつけた愛称でしょうか。
聞き違えと思えるほど、ぴったりですね。

「たき火の碑」 美智子皇后様よりの御歌

美智子皇后様よりの御歌


 山茶花の咲ける小道の落葉焚き  童謡とせし人の今亡く


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    ※東京都日野市 旭が丘中央公園にある 巽聖歌 「たき火の碑」 裏側です。


  美智子皇后様が まだ、聖心女子大生であった頃、巽聖歌は児童文学の講演を聖心女子大で行った事がきっかけで、皇太子妃になられた後も、交流があったとの事です。
 
  石碑には、巽聖歌の死を悼まわれた美智子様より賜った御歌が 彫られています。

 
 

「 たき火祭 」 第三回 2008 記念写真

「たき火祭」第三回 2008


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     ※東京都日野市 旭が丘中興公園 「たき火祭」スナップ

  「たき火祭」第三回 において、巽聖歌の長女であるやよひさん(真ん中)と、 巽聖歌の研究者である日野市郷土資料館の学芸員北村澄江さん(左側)と 川原井泰江(右側)の三人で仲良く記念撮影。


「 たき火祭 」 第三回 2008 川原井泰江ミニ演奏会

川原井泰江ミニ演奏会

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 「たき火祭」 第三回 にて 川原井泰江 巽聖歌童謡ミニコンサートが開催されました。


   「たき火」といえば巽聖歌、巽聖歌といえば「たき火」といわれているほどの、老若男女が知っているであろう童謡です。巽聖歌作詞による童謡はこの一曲だけではありません。童謡のみならず、多くの校歌も存在します。晩年をすごした日野市や出生地である岩手県紫波町をはじめ、多くの公立学校の校歌を作詞しています。
  
                 
                巽聖歌童謡ミニコンサート
 
       出演 :   歌とお話し 川原井泰江  ピアノ 並木桂子

       日時 :   2008年12月6日 東京都日野市旭が丘中央公園 特設会場
            

                          ★ プログラム ★

       ・つばめのゆうびんやさん   磯部 俶
  
       ・キャベツのお山に       渡辺 茂

       ・ぼくらはかぜのこ        弘田 龍太郎

       ・かぜにおうちが         磯部 俶

       ・冬の夜              高木 東六

       ・たき火              渡辺 茂
                       
                                      以上 巽聖歌作詞

  
このほか 巽聖歌の友人である与田準一氏と 師である北原白秋の童謡が演奏されました。

  

  日本には 多くのすばらしい童謡があります。
童謡を ふと口づさんだ時、幼い日の自分がよみがえってきたり、心和むのは私だけでしょうか?

「 たき火祭 」 第三回 2008 前夜祭

「 たき火祭 」 第三回 前夜祭


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「たき火祭」第三回 2008年12月5日  前夜祭が東京都日野市旭が丘中央公園にて 小雨のぱらつく中、行われました。
甘酒が振舞われ、冷えた体が温まりました。
子どもたちによる実際のたき火への 灯火も行われました。
最後に 「たき火」の全員合唱で終了いたしました。


山茶花の花

巽聖歌 「 たき火 」に歌われる 山茶花の花 いろいろ

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   さざんか さざんか さいたみち 

      たき火だ たき火だ おちばたき ・・・・・・

巽聖歌作詞「たき火」の歌詞にでてくる山茶花の花です。
歌詞にあるように 秋から咲き始め、見ごろは冬です。花の少ないこの季節を楽しませてくれています。


「 たき火祭 」 第三回 2008 チラシ

「 たき火祭 」 第三回 2008 チラシ


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 ※第三回 「 たき火祭 」  2008年12月6日  前夜祭12月5日


「 たき火祭 」 第三回 2008 川原井泰江ミニ演奏会予告

          「川原井泰江 ミニコンサート」  


  日時 : 2008年12月6日 午後2時30分~

  場所 : 東京都日野市 旭が丘中央公園 (巽聖歌 「たき火の碑」がある公園です。)

  曲目 : 巽聖歌 作詞曲
        
        「たき火」         渡辺 茂  作曲・・・・・会場の皆様とご一緒に歌いたいと思います。
        
        「キャベツのお山に」  渡辺 茂  作曲

        「冬の夜」         高木東六 作曲

        「ぼくらはかぜのこ」 弘田龍太郎作曲
                                          他
        


       

「 たき火祭 」 第三回 予告 2 紫波町物産展

「 たき火祭 」 第三回  紫波町物産展


焚き火で焼いた芋ではありませんが、「焼き芋」の屋台が出ます。焼き芋トラックが4台で 煙を吐きながらお芋を焼きます。

寒い冬の日、焼き芋を食べながら、「たき火祭」を 楽しみましょう。

他にも 食べ物の屋台や、紫波町の物産店(りんご ラフランス 南部せんべい)が 出展されます。

「 たき火祭 」 第三回 予告 2 紫波町物産展

>「 たき火祭 」 第三回 


東京都日野市の旭が丘中央公園、「たき火祭」が開催されます。
 当日は、巽聖歌の作詞いたしました「たき火」を会場の皆様と一緒に歌うなど、多くのイベントが開催されます。ご家族でご来場ください。両日共に客演いたします。会場でお会いいたしましょう。

 

たき火祭にて、巽聖歌作詞の童謡 「たき火」 を一緒に歌いましょう。

    「たき火」全員合唱 開催 予定時間  5日18時20分~
                            
   6日14時30分~ 巽聖歌童謡を歌う (川原井泰江ミニコンサートにて)


 日  時   「たき火祭」前夜祭 2008年12月5日 17時~19時      
         「たき火祭」      2008年12月6日 10時~16時

 最寄り駅 : JR 豊田駅  
         
        : バス使用・豊田駅北口から「平山工業団地循環」2つ目「旭が丘中央公園」下車

  主催: 日野市商工会議所
  共催: 日野市郷土資料館 042-592-0981


たき火祭当日は、巽聖歌の出身地である 岩手県紫波町よりもお客様がおいでになり、盛大に開催されます。旭か丘中央公園に 「たき火」の大合唱が響きわたることでしょう。

やよひさんの つぶやき 1  「名付け親」

やよひさんの名付け親


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「たき火の碑」の前のやよひさんの名前は 巽聖歌の 師匠である北原白秋が名付けたと伺いました。
 聖歌と野村千春(夫人)の仲人を務めたのも北原白秋です。子どもを愛しむ白秋は、自分の子どもが生まれたごとく喜んだことでしょう。

巽聖歌出世作  「 水口 」

 巽聖歌 の 出世作といわれています。

 風の匂いと、あかね雲が映る温んだ水に、オタマジャクシが ちょろちょろと泳いでいる、そんなのどかな田園風景が目に浮かんできます。


 水田(みずた)   大正十四年七月作 「赤い鳥」投稿入選

童謡集『雪と驢馬』


水 口

 野芹が

 咲く田の

 水口。

 
 蛙の

 こどもら

 かへろよ。


 尾をとる

 相談

 尽きせず。


 あかねの

 雲うく

 水口。
          
  
            
        
           ※ 水口(みなくち)とは 用水路や小川から田畑に水を取り入れる口のこと

            「 赤い鳥 」10月号掲載

国際児童文学館存続危機 その後

国際児童文学館存続危機 その後 


 以前、国際児童文学館存続危機について、取り上げました。7月の時点で、大阪府知事は教育財政支援の見直しはするとありましたが、国際児童文学館についてのコメントはありませんでした。   
 先日、巽聖歌の娘さんである「 やよひさん 」とお話した際に、「その後、なにか通知はありましたか」と尋ねますと、海外作品資料も沢山保存されている同館であるため、海外からも存続を望む要望書がたくさん寄せられているとの事。そのためでしょうか、現時点での大阪府の対応は「保留」ということでした。なんとか存続して欲しいと祈念しています。

巽聖歌 童謡紹介 01   「たき火」


たき火                      


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      「たき火」          巽聖歌 作詞    渡辺茂 作曲


 1、かきねの かきねの まがりかど

   たき火だ たき火だ おちばたき

   あたろうか あたろうよ

   きたかぜぴいぷう ふいている 

 

 2、さざんか さざんか さいたみち

   たきびだ たきびだ おちばたき

   あたろうか あたろうよ 

   しもやけお手々が もうかゆい


 

3、こがらし こがらし さむいみち

   たきびだ たきびだ おちばたき

   あたろうか あたろうよ

   そうだんしながら あるいてる
 
 



※ 巽聖歌といえば 「たき火」 ですね。

  小さなお手々に 「ハア~ 」 っと吹きつけて 暖めながら歩いている子供たちの姿が想像できます。たまに公園でかき集めた落ち葉を燃やしているのを目にします。寒い朝など、思わず近寄って暖をとりたくなります。

  「たき火祭」 が 東京都日野市 旭が丘中央公園で 12月に行われています。
  もちろん 当日出演者が演奏する歌は 「たき火」のオンパレードです。

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巽聖歌 童謡紹介 02   「あさがお すった」


 「あさがお すった」     巽聖歌 作詞   中田喜直 作曲


 1、あさがおのみつ すぱすぱ すった

   とうさん たばこ すうみたい


 2、すぱすぱ すったら のどまで あまい

   いまに ちょうちょに なるみたい


 
※ 40秒程で歌い終わってしまう 可愛い曲です。


  ラッパのような形をした 朝顔の花を タバコを吸うみたいに持って 蜜を吸っている様子が目に浮かびます。小学校の頃、校庭の花壇に咲いていたサルビアの花の蜜を吸った事があります。ほんのり甘くて顔がほころびました。朝顔の蜜って どんな感じでしょうね。


大阪府立国際児童文学館存続危機

大阪府立国際児童文学館存続危機  


巽聖歌の遺族より多くの資料が寄贈されている大阪にある国際児童文学館が、大阪府の財政危機のあおりを受け、存続の危機にさらされています。橋本知事は財政建て直しのために、文化予算を大幅に削る方針を打ち出し、国際児童文学館を閉館すると発表しました。この館は、図書館というよりも本の博物館的な役割を持っています。巽聖歌の長女であるやよひさんも各方面に書状を出し、存続の意義を表明しています。この図書館に関わっっている多くの方が廃止に対して異議を表明しています。橋本知事の再考を切に願います。 同様の文アドレスを掲載します。                                        


「たき火」の碑

「たき火」の碑


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 東京都日野市中央公園にある『 巽聖歌 』作詞『たき火』碑の前にて。巽聖歌の長女やよひさんと共に2008年4月に撮影しました。
 巽聖歌の本名は野村七蔵といい、私の母方の親戚になります。巽聖歌は『たき火』があまりに有名ですが、そのほかに多くの童謡があり、どれも、心和む曲となっています。

これからも、ホームページで、そして演奏会や講演会でたくさんご紹介していきたいと思います。


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